2013年 04月 10日
凌駕する美。
おはようございます。
桜さくら、桜、さくら、
なんだろう、この儚さとうつくしさ。。。。。。。
もう、散り尽くして、
アスファルトの端っこにふき溜まってしまっているのに、
びっちり張り付いてしまっているのに、
くちゃっと色褪せてしまっているのに、
なんだか、きれいなものを感じる。
新しいショーウィンドウに、新鮮な春の空気を送り込みたいなぁ、
と思ってはいるけど、できるかな。。。。。
最近までは満開の桜がなんだか嫌で、
3分咲きくらいの、ひかえめな加減がいいな、と思ってたんだった。
でも今はね。
いちばん好きな桜はほんとの桜じゃなくて、
歌舞伎の舞台に描かれた背景画の中の、春爛漫の桜桜桜。。。。。。。
三味が「ぺん。。。。。」と鳴ると、
一枚、、、、、、、
時をおいてまた、はらり、、、、、、、、
張り裂けんばかりに咲き誇るいちめんの桜。
桜に想いをかけた舞台人の情熱が、桜色の濃密な空気に包まれて
目も覚めるような舞台に充満する。
ホンモノより桜を感じさせる演出効果に、日本人の美意識の高さを思い知らされる。
桜の舞台は『義経千本桜~道行初音旅~』だけではなく。
『菅原伝授手習鑑~車引~』
『白波五人男~稲瀬川勢揃い~』
『京鹿子娘道成寺』
『助六由縁の江戸桜』などなどなどなど。。。。。。。
『白波五人男~稲瀬川勢揃い~』(弁天小僧が有名)では、
舞台上空から滝のように垂れ下がる、「桜の釣り枝」も華やかで、
5人のいなせな男たちが蛇の目傘をあやつり、
それぞれの出自を名乗る名場面は必見の価値あり。
あー、南座行きたい~~~!
5月の南座は『伽羅先代萩~伊達の十役~』(めいぼくせんだいはぎ)by 市川海老蔵さん。
高校生(中学?)のころ、猿之助さん(現猿翁さん)で歌舞伎の醍醐味を教わったひとりとしては
本当に楽しみで楽しみで。
三代目に比べてちょっと(だいぶ)イカツイけど、政岡がんばっていただきたい。
仁木弾正はたぶん、ワルかっこよいのではと期待。
小さいときおばあちゃんに、「おなかすいたー!!!」とだだをこねると、
「せんまっつぁんやなぁ。
『腹が減ってもひもじゅうない』ゆうとき!」
と言われたのを、今でもよく思い出しては懐かしがってばかり。
始めて『先代萩』をみたとき、
「これかぁ~。。。。。これが『千松』かぁ~。。。。。」
と、それこそ子ども心に、腑に落ちた瞬間でした。※
おばあちゃん、銘文句教えてくれてありがとうね。
身をもって覚えたから、一生わすれへんよ。
写真ネタがないので、これでも。
「なぜそんな、ところにいるのよおちるでしょ」 ~ぎんせん堂、心の俳句~
☆少しでもご興味ある方☆
歌舞伎の中でもかなりスペクタクル感、ストーリー性、サスペンス!
しかもドラマチックでアクロバチック!
とある小さなどーぶつさんも出てくるので、
若い方でも通し狂言を楽しんでいただけると思います♪
『伊達の十役』は、ひとり(今回は海老蔵さん)で十役(男女)演じ分けがみどころ。
『五月花形歌舞伎』
平成25年5月3日(金・祝)~27日(月)
昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時~
☆『伽羅先代萩』は午後の部
桜さくら、桜、さくら、
なんだろう、この儚さとうつくしさ。。。。。。。
もう、散り尽くして、
アスファルトの端っこにふき溜まってしまっているのに、
びっちり張り付いてしまっているのに、
くちゃっと色褪せてしまっているのに、
なんだか、きれいなものを感じる。
新しいショーウィンドウに、新鮮な春の空気を送り込みたいなぁ、
と思ってはいるけど、できるかな。。。。。
最近までは満開の桜がなんだか嫌で、
3分咲きくらいの、ひかえめな加減がいいな、と思ってたんだった。
でも今はね。
いちばん好きな桜はほんとの桜じゃなくて、
歌舞伎の舞台に描かれた背景画の中の、春爛漫の桜桜桜。。。。。。。
三味が「ぺん。。。。。」と鳴ると、
一枚、、、、、、、
時をおいてまた、はらり、、、、、、、、
張り裂けんばかりに咲き誇るいちめんの桜。
桜に想いをかけた舞台人の情熱が、桜色の濃密な空気に包まれて
目も覚めるような舞台に充満する。
ホンモノより桜を感じさせる演出効果に、日本人の美意識の高さを思い知らされる。
桜の舞台は『義経千本桜~道行初音旅~』だけではなく。
『菅原伝授手習鑑~車引~』
『白波五人男~稲瀬川勢揃い~』
『京鹿子娘道成寺』
『助六由縁の江戸桜』などなどなどなど。。。。。。。
『白波五人男~稲瀬川勢揃い~』(弁天小僧が有名)では、
舞台上空から滝のように垂れ下がる、「桜の釣り枝」も華やかで、
5人のいなせな男たちが蛇の目傘をあやつり、
それぞれの出自を名乗る名場面は必見の価値あり。
あー、南座行きたい~~~!
5月の南座は『伽羅先代萩~伊達の十役~』(めいぼくせんだいはぎ)by 市川海老蔵さん。
高校生(中学?)のころ、猿之助さん(現猿翁さん)で歌舞伎の醍醐味を教わったひとりとしては
本当に楽しみで楽しみで。
三代目に比べてちょっと(だいぶ)イカツイけど、政岡がんばっていただきたい。
仁木弾正はたぶん、ワルかっこよいのではと期待。
小さいときおばあちゃんに、「おなかすいたー!!!」とだだをこねると、
「せんまっつぁんやなぁ。
『腹が減ってもひもじゅうない』ゆうとき!」
と言われたのを、今でもよく思い出しては懐かしがってばかり。
始めて『先代萩』をみたとき、
「これかぁ~。。。。。これが『千松』かぁ~。。。。。」
と、それこそ子ども心に、腑に落ちた瞬間でした。※
おばあちゃん、銘文句教えてくれてありがとうね。
身をもって覚えたから、一生わすれへんよ。
写真ネタがないので、これでも。
「なぜそんな、ところにいるのよおちるでしょ」 ~ぎんせん堂、心の俳句~
☆少しでもご興味ある方☆
歌舞伎の中でもかなりスペクタクル感、ストーリー性、サスペンス!
しかもドラマチックでアクロバチック!
とある小さなどーぶつさんも出てくるので、
若い方でも通し狂言を楽しんでいただけると思います♪
『伊達の十役』は、ひとり(今回は海老蔵さん)で十役(男女)演じ分けがみどころ。
『五月花形歌舞伎』
平成25年5月3日(金・祝)~27日(月)
昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時~
☆『伽羅先代萩』は午後の部
by ginsendou
| 2013-04-10 07:57
| こんなこともあった。